前回までの「コンビニ弁当」事件を受けて、今回はその謎を解くために、実際に最寄りのセブンイレブンの店長に突撃インタビューをしてきました (^^)/
⭐️レンジ専用 = チルド弁当 !
私:「この[レンジ専用]て書いてある弁当と[普通の弁当]とは何が違うの?」
店長:「セブンイレブンには2種類のお弁当があるのを知ってました? 昔からある一般的なお弁当と、現在だと白い容器で 下がご飯で上におかずが完全にセパレートされてる “チルド弁当” と言われる種類の弁当があるのを。そう[レンジ専用]と書いてある弁当です。定番商品だと、中華丼、親子丼、麻婆丼、ビーフカレーなどです。」
私:「へぇ~、やっぱり種類の違う弁当やったんや。。で、何がどう違うのか具体的に教えてよ。」
店長:「まず一番大きな違いは鮮度です。通常のお弁当は1日3回納品され、具材によっても多少違ってきますが、大体20時間前後で鮮度切れになります。消費期限の2時間前には売場から下げられ、従業員が誤って下げ忘れてしまっても、鮮度切れのバーコードはレジで弾かれる仕組みになってます。だからセブンイレブンでは、間違っても鮮度切れのお弁当を買ってしまう心配はないんですよ。これに対してチルド弁当は、納品は1日1回、鮮度は納品から丸一日、長いものでは3日半程度持つ商品もあるんです。」
私:「じゃ、その鮮度の違い て何なの?」
店長:「一番大きな違い言えるのが、管理されている温度の違いです。通常のお弁当とチルド弁当では売場[陳列棚]が違います。通常のお弁当の棚は常温の20度前後でキープされているのに対し、チルド弁当は5度前後でキープされています。」
私:「なるほどね、鮮度(温度)によって弁当が分けられてるのは納得できたけど、そういう商品だったら 当然【温め方】も違ってくるよね?」
店長:「もちろん違いますよ!一般の弁当は温めなくてもそれなりに食べれますが、チルド弁当のシリーズはレンジアップしないと食べられないようになっているんです。」
私:「やっぱりかぁ、それ先に言うてよ~」
店長:「チルド弁当はレンジで温めることで完成する商品なんです。パッケージにも赤文字で[必ず電子レンジであたためてください]と書いてあると思いますよ。」
⭐️温め方にも注意が必要!
店長:「店ではなくて、自宅や事務所でレンジするときは、チルド弁当は温め方にも注意が必要なんですよ」
私:「どういうこと?レンジはどこも同じでしょ?」
店長:「オート(自動あたため)機能が搭載された電子レンジでは[オート]で温めないでください!単純にオートで温めると、表面は温かくはなりますが、ご飯は固くバラバラな事が良くあります。オートだと表面が温まって温度が上がると中身の温度に関係なく自動的に終了してしまうんです。
例えば、チルド系のお蕎麦やラーメンなど、汁ものの場合、スープがゼラチンで固まっています。これを電子レンジで温めるとスープの塊の外側から溶けて温まり、オートだとかなり早めに温めが終わってしまいます。しかし、まだスープの中心は固まったままで、外側の温まったスープが徐々に中心のスープを溶かしますが、全体としては生ぬるくなってしまいます。
チルド弁当の温めで大事なことは、きちんと表示されたW(ワット)数で、かつ 表示時間通りの温めをすることなんです。
そういう意味においては お店でレンジして頂くと間違いのない状態でお渡しできるんです。」
私:「最後に勝手なお願いなんですが。。例えば、チルド弁当を買って、お客が温めることを断った時に、“この弁当はレンジしないと食べられない弁当ですけど大丈夫ですか?”て 確認することまではしてくれないかな?!」
店長:「いやいや 流石にそこまでは出来ませんよ(笑) 温めを断られたら、後で食べるときに自宅か事務所のレンジで温めるのだろうと思いますからね。」
というわけで、
お店側の事情、お客さまの事情 いろいろ有るわけでありまして、結局のところ、「温めますか?」と聞かれたら、素直に「お願いします」と言っておいた方が無難なようですね (^-^;
最後までお付き合いいただき
ありがとうございました。
ではでは〜 (^^)/